コロナ禍以降高止まりしている自殺する人を減らすにはどうしたら良いか。岡山県が7月11日、現状や対策について話し合う協議会を岡山市で開きました。
協議会は医師会や弁護士会など岡山県内17の関係機関で構成されています。岡山県によりますと、県内で2024年に自殺した人は292人で前の年から減っていますが、コロナ禍以降高止まりしています。
全体の7割以上が男性で、アルコール依存や職場でのコミュニケーション不足が要因の一つとされています。
また、年代別に見ると19歳以下が12人と2020年以降横ばいで、40代、60代、70代が増加傾向です。協議会では年代ごとに傾向や要因を分析し、相談出来る体制などを強化していくことを確認しました。
(岡山県精神保健福祉センター 野口正行所長)
「自殺は複合的な要因で起こる。声をかけてお互いに1人ぼっちにしない社会にしていくという意識でいてほしい」
県は、今後も各機関と連携した取り組みを継続していきたいとしています。