愛媛県で子どもを中心に患いやすい「百日咳」の感染者が、7月6日までの2週間で151人確認され、今年に入り890人になりました。2018年の調査開始以来、過去最多を更新し続けています。
「百日咳」は「百日咳菌」の感染により子どもを中心に患う病気。カゼの症状で始まり、次第に咳の回数が増えて激しくなり、乳児は重症化すると肺炎や脳炎になることもあるとされています。
愛媛県の11日の発表によりますと、百日咳の感染者は6月23日から7月6日までの2週間に151人を確認。前の2週間の5月26日から6月8日までの感染者は159人で高い水準が続いています。
保健所別で最も多いのは松山市で61人、次いで中予が32人で、この2つのエリアで全体の約6割を占めています。
また今年に入ってからは県内で890人を確認。県内で2018年に調査が始まって以来、最も1年間の感染者が多かったのは2019年の319人で、過去最多を更新し続けています。
愛媛県は咳が長く続く場合は早く医療機関を受診するよう呼びかけています。また生後2カ月から5種混合ワクチンの定期予防接種があり、乳児がいる家庭に早めの接種の検討を求めています。
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