トランプ政権は「卵の値段が高すぎるのは法律のせいだ」としてカリフォルニア州を訴えました。
トランプ政権は9日、カリフォルニア州での卵の値段が上昇しているのは、動物愛護を目的とした州の法律などが原因だとして、州知事らを相手取り訴訟を起こし、法律の廃止を求めました。
2022年からカリフォルニア州法では、卵の販売生産者に対して、鶏をケージに入れず放し飼いなどストレスが少ない環境で飼育することが定められています。
カリフォルニア州では5年前と比べ、卵の値段が約3倍になっています。
現地のスーパーでは、最も安いもので12個入り1パック約550円、最も高いものは1パック1400円となっています。
スーパーの客:
卵を買おうと思ったが、高すぎた。見ての通り買わなかった。
トランプ大統領は2024年の選挙戦で、「民主党のせいで卵が高くなった」と主張。就任後も抗議デモへの対応など、民主党支持が強いカリフォルニア州と対立が激しくなっています。
カリフォルニア州のニューサム知事は10日、Xで「なんでもカリフォルニアのせいにするお気に入りの趣味だ」などと反発しています。