日本が世界に誇るスタートアップの技術が一堂に会しました。
11日、東京都内で行われたスタートアップ企業の交流イベント「UPDATE EARTH シンポジウム Summer」。
会場にはスタートアップ企業やその支援者など約200人が集まり、最新のビジネスやテクノロジーが紹介されました。
虹彩認証を使ってAIと人間を区別することができる仕組みや、自社の採用ターゲットとなる人材情報やSNSフォロワー数といったデータ資産を活用するアメリカのエンタメのビジネスモデル紹介など、最前線で活躍するスタートアップ企業が熱くプレゼン。
ダンスの知財化をテーマにした「アノマリー」という企業では、振り付けが著作物として保護されていないことで振付師に印税が支払われないことを課題と考えています。
アノマリー・神田勘太朗代表取締役:
ドレミファソラシドって誰でも使える。(音楽は)譜面に落とし込んだから著作権管理ができる。ダンスのデータを45万カウント分、全部分解した。1、1、1、1を全部分解した。これをチョイスすることでデジタル譜面化できるんじゃないか。クリエイティブした分だけ、ちゃんと印税が支払われる仕組みにしようとしている。
さらにイベントでは、総務省の支援事業「ICTスタートアップリーグ」の2025年のメンバーに選ばれた62社も紹介されました。
ALAN・近藤崇弘代表取締役:
睡眠時無呼吸症候群という、いびきが主となる病気を治療するアプリを開発するということで採択していただいた。
エグゼヴィータ・多田洋史代表取締役:
ユーザーそれぞれの価値観を解析するようなAIを作っている会社。2030年までにグーグルを超えるような会社を作っていきたい。
日本の未来を支えるスタートアップ企業たち。
官民が一体となり、必要な支援環境を整えることで世界に誇れる企業を育てたいといいます。
一般社団法人UPDATE EARTHの福田正理事長は「お金を稼ぐだけじゃなくて世界を変える。次のスタートアッププレイヤーをつくる。そういうきっかけになってくれればいいなと思っている」と話しました。