6月に行われた北信越高校総体の少林寺拳法・男子単独演武の部で、新潟県立新津高校1年の小野塚純が見事優勝を果たした。将来が期待される小野塚に、少林寺拳法にかける思いと新たな目標を聞いた。

“少林寺拳法”期待の星!1年生で北信越高校総体V

新潟市秋葉区の新津高校。蒸し暑い格技場で熱心に練習に取り組んでいたのは、新津高校・少林寺拳法部所属の小野塚純だ。

新津高校・少林寺拳法部 小野塚純さん
新津高校・少林寺拳法部 小野塚純さん
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現在、部員は小野塚1人。先生とマンツーマンで毎日約1時間、基礎練習に励んでいる。

「母と兄が(少林寺拳法を)やっていて、かっこいいなと思って始めた」と話す小野塚。

武道の技を習得するだけではなく、心と体を鍛えられるところが少林寺拳法の魅力だという。

4歳の頃、本格的に少林寺拳法を始めた小野塚は、6月に県内で行われた北信越高校総体少林寺拳法・男子単独演武の部で1年生ながら見事優勝。

さらに、去年開かれた全国中学生少林寺拳法大会では、県勢初の優勝という快挙を成し遂げている。

メリハリを意識した迫力ある演武!目指すはインターハイ優勝

新津高校・少林寺拳法部の指導者である丸山英人氏は「小野塚さんはおとなしく見えるが、しっかり練習をコツコツするタイプ。そこが強み」と話す。

新津高校・少林寺拳法部 指導者 丸山英人氏
新津高校・少林寺拳法部 指導者 丸山英人氏

披露する技の確実性や迫力など“技術”と“表現”の両方が審査の対象になる少林寺拳法。

さらに小野塚が出場している“単独演武”は相手がいることを想定し、“一人”で披露するため、より個人としての能力の高さが求められる。

小野塚が演武を披露する上で気をつけていることは、高校生らしく迫力が出るような演武をすること。ただ突いたり蹴ったりするだけではキレは出ないので、動くところと止まるところのメリハリを意識しているという。

また、見る人を圧倒するほどの動きを表現するためには、土台となる日々の基礎練習が大切だと話す。

体を動かすだけでなく、技の力加減やタイミングなど頭も使う少林寺拳法は、力強さもありながら繊細な競技でもある。

そんな少林寺拳法に向き合い続ける小野塚の今後の目標を聞くと、「今年のインターハイから3年生のインターハイまで優勝できるように頑張っていきたい」と力強く話してくれた。

新たなステージでも全国の頂点を目指す小野塚の今後の活躍からも目が離せない。

(NST新潟総合テレビ)

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