自身の学歴詐称問題をめぐり辞意を表明している伊東市の田久保眞紀 市長について、静岡県の鈴木康友 知事は7月11日の定例記者会見で「論外の話」と断じました。

伊東市の田久保眞紀 市長は市の広報誌や報道機関が依頼した経歴調査票に「東洋大学法学部卒業」と記載する一方、実際には除籍されていたことが判明しています。

これを受け、市議会では辞職勧告決議案を可決すると共に百条委員会を設置することを決め、7月11日には1回目の委員会が開かれました。

委員会では市の職員2人に対する証人尋問が行われ、田久保市長が市議だった時の資料を基に「東洋大学法学部卒業」と記したことや確認のため“卒業証書”を見せてもらったこと、一方で複写は拒否されたことなどが明らかにされ、これを受け委員会は市長に対し18日午後4時までに“卒業証書”を提出するよう請求しています。

こうした中、静岡県の鈴木康友 知事は11日の定例会見で、この問題について「学歴詐称というのは論外の話でありますので、そこは本人がきちっと百条委員会も開かれるということですので、そこでしっかりとした説明をしていただきたい」と述べました。

田久保市長はすでに辞意を表明した上で出直し選挙に立候補する考えを示していますが、鈴木知事は「それは政治家としての本人の判断ですので、私から申し上げることはございません」と話しています。

テレビ静岡
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