後志の蘭越町にある温泉旅館の源泉を何者かがせき止め、勝手に露天風呂が作られているのが見つかった。
「勝手に」せき止められた露天風呂
お湯の量が減ったことで温泉の一部が休業する事態となっている。

「流れをせき止めて作られた露天風呂の周辺には、椅子のために使っていたのか木の板が置かれているほか、タバコの吸い殻まで放置されています」(木村洋太記者)

蘭越町のニセコ五色温泉旅館で、7月1日ごろ、200mほど離れた源泉付近のお湯を、何者かに石でせき止められ、複数の露天風呂が作られているのが見つかった。

温泉1つが休業に
「黒いホースが見えますが、そこから水が出ていてこういう風に設置されていた。熱いお湯を冷たい水で冷やしてちょうどいい温度にして入るために使っている。楽しみにしてくれている(旅館の)お客様が温泉に入れないのが、残念」(ニセコ五色温泉旅館 佐藤直樹さん)
この影響で旅館へ供給されるお湯の量が減り温泉1つが休業を余儀なくされている。
旅館側は被害届の提出も検討している。
