東京電力は柏崎刈羽原発6号機で、制御棒を炉心に出し入れする装置の一部に異常が確認されたと発表しました。

異常が見つかったのは柏崎刈羽原発6号機で、通常時に制御棒を炉心に挿入したり引き抜いたりするための電動装置です。

6月30日、原子炉に核燃料を入れる燃料装荷後の検査の際、205本ある制御棒のうち1本で、この電動装置が正常に動きませんでした。

制御棒は燃料の核分裂を抑えるための設備で、東京電力は「全ての制御棒は炉心に入った状態であるため、安全性に問題はない」としています。

東京電力によりますと、装置の制御盤の中の部品に異常があり、制御棒を出し入れする信号が伝わらなかったことが原因とみられるということです。

東京電力はすでに当該の部品を交換し、ほかの制御棒で異常がないか調べることにしています。

6号機では6月に燃料装荷が終わり、8月にも再稼働に向けた技術的な準備が整う見通しとされています。

NST新潟総合テレビ
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