■「55分間の電話で執ように性的発言」―特別支援学校の男性職員が懲戒処分
北海道石狩地方の特別支援学校に勤務する56歳の男性職員が、同僚の女性職員に対し55分間にわたって電話で執ように性的な発言を繰り返したとして、7月10日付で減給6か月の懲戒処分を受けました。
北海道教育委員会によりますと、男性職員は2024年11月、同じ職場の女性に対し、電話で一方的に性的な話題を持ちかけ続けたということです。通話は私的な内容で、勤務時間外に行われ、約55分間も続きました。
女性は、男性の発言に対して「分かりません」などと応じていましたが、男性は聞き入れずに問題発言を繰り返したということです。
精神的な苦痛を感じた女性は同僚に相談し、2025年1月に学校の管理職へ報告。セクハラ行為が明るみに出ました。
男性職員は調査に対し「深く考えずに言ってしまった。教員としても人間としても、してはいけないことをしてしまい、深く反省している」と話しています。
道教委は、男性職員の行為が、女性に強い嫌悪感や不快感を与える不適切なものであったと判断し、減給6か月の懲戒処分を下しました。