米子市の東山公園で7月9日朝、道路脇の斜面の木が倒れ、自転車で学校に向かっていた中学生が腕や腰などを打つけがをしました。
事故を受け、米子市は10日朝、現場周辺の緊急点検を行いました。

米子市都市整備課・古田真也課長補佐:
空洞化しているような木もありましたし、腐っているような木も確認しております。

倒木があったのは、米子市の東山公園内の道路です。
9日午前8時40分ごろ、近くの東山中学校から「東山公園内の園路で倒木が発生し、中学生が病院に搬送される」と市に通報がありました。
市の職員が確認したところ、道路沿いの斜面にあった幹回り約90センチの「コシアブラ」の木が道路をふさぐ形で倒れていました。

市によると、自転車で通学中の中学生1人が巻き込まれ、腕や腰など数か所を打撲、病院で治療を受け、その後、帰宅したということです。
木の根元付近が腐食したことが倒木の原因とみられることから、市は付近の道路を通行止めにし、約240メートルの区間を10日朝、都市整備課の職員4人が現場周辺の樹木を緊急点検しました。

米子市都市整備課・古田真也課長補佐:
状態の悪い木については、伐採ですとか枝を選定するとかというような対応をして、安全が確認されたのちに交通開放したいと考えています。

現場付近は、今も通行止めが続いています。

米子市は9日、市内の全て小中学校34校に対し、通学路や学校の敷地内に倒木や落石などの危険がないか点検し、7月18日までに報告するよう指示しました。

緊急点検の結果、腐って空洞化するなど異常のある樹木が見つかったことから、米子市は、11日に伐採作業を行い、安全を確認した上で、現場付近の通行止めを解除することにしています。

TSKさんいん中央テレビ
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