関東では10日午後から相次いでゲリラ雷雨が発生。

栃木・大田原市では空に走った稲光、その後、何度も雷が発生していました。

栃木・鹿沼市にいた取材班も雷を目撃しました。

次第に空は真っ暗に、そして強い雨が降り出してきました。

突然のゲリラ雷雨で、景色はあっという間に一変しました。

気象庁は東京、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城の1都5県で、雨雲が次々と流れ込んで大雨をもたらす「線状降水帯」が発生する恐れがあると発表。

10日夕方から夜にかけて災害級の大雨に警戒を呼びかけています。

10日午後5時時点では線状降水帯が発生した場所はありません。

大雨と雷に見舞われた千葉市。
駅前では突然の雨にずぶぬれになる人が続出し、屋根があるほうへと急ぐ人の姿がありました。

一方、記録的短時間大雨情報が発表された埼玉・上尾市の駅前には、急いで帰宅の途につく人の姿が。

さいたま市美里町付近では約100mmの猛烈な雨が降ったとみられます。

記録的短時間大雨情報が発表された群馬・太田市内でもフロントガラスに、雨が強く打ちつけていました。

列島各地で今も相次いでいるゲリラ雷雨。
東京は帰宅ラッシュを直撃する恐れも。

長野・軽井沢町のアウトレットでは雨水が屋根から滝のように流れていました。

空が灰色の雲に覆われた福島・棚倉町では、横殴りの激しい雨が降る中、地鳴りのような大きな雷の音が響きます。

さらに強風で電線が激しく揺れ、木々をなぎ倒しました。

「記録的短時間大雨情報」が発表された福島県では、約1200戸が停電しているということです。

建物の玄関が雨で水浸しとなった福島・白河市では1時間で約110mmの猛烈な雨が降ったとみられます。

山形・米沢市にある老舗旅館では、階段からまるで滝のように雨水が流れ落ちる様子が撮影されました。

午後4時ごろ大阪市では強い雨をもたらす巨大な雨柱が出現し、雲の下に真っ黒な雨の柱ができていました。

栃木・日光市の住宅街では空に稲光が出現し、静まり返る住宅街に何度も雷鳴が響き渡りました。

群馬・桐生市では道路が冠水し水しぶきを上げる車が見られ、ゲリラ雷雨の影響は交通にもおよびました。

東北新幹線は大雨の影響で、東京と仙台の間の上下線で一時運転を見合わせました。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を呼びかけています。