福岡市の通称「国体道路」で起きた陥没事故から1カ月。
工事中のトラブルで地中を通る雨水管に土砂が流入し、陥没が発生したことが分かりました。
6月10日、福岡市の中心部を走る「国体道路」に突然できた縦4メートル、横2メートルの大きな穴。
福岡市は、両側4車線を全面通行止めにし、夜通しで復旧作業を行いました。
市によりますと、道路下の雨水管に周辺の土砂が流入して道路の陥没が起きました。
4月上旬、この雨水管に別の雨水管をつなげる工事をしていた際、穴を掘る機械が地中で動かなくなるトラブルが発生。
機械を引き上げようと試みた時に、雨水管同士の間にすき間が発生して土砂が流入し、陥没事故につながったということです。
市は、工事を行っていた業者から当時の詳しい経緯を聞くなどして、トラブルが起きた原因を引き続き調べることにしています。