県議会6月定例会の最終本会議が10日に開かれ、大石知事が自身の政治資金などをめぐる問題の道義的責任をとるとして再提出していた給料カット議案が賛成多数で可決されました。

県議会の6月定例会は給料カット議案の再提出で1日会期が延長され、10日が最終日となりました。

大石知事は当初、8月の給料126万円を全額カットする議案を提出していましたが、付託された総務委員会で期間や割合について指摘を受けたため撤回。

3カ月間、50パーセントのカットで合わせて189万円減額すると改めて議案を提出し、10日に審議されました。

討論では反対派の議員から説明不足を指摘する声が上がりました。

改革21 山田朋子 議員
「県民が求めているのは決して給料の減額ではなく、知事自らの言葉で全ての疑惑に関して事実に基づき説明責任を果たされること」

議案は与党会派を中心に賛成多数で可決されました。

大石賢吾 知事 
「内容は変わったが、当初と責任をとる対象や思いは変わっていないので、今、会期中に認めてもらい感謝」

また、徳永達也 議員の議長辞任を受け、新たな議長に自民党の外間雅広 議員が選出されました。

テレビ長崎
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