性に関する正しい知識を子どもたちにどう伝えるかについて考えるシンポジウムが、6月に沖縄県北谷町で開かれました。
性教育の在り方をテーマに開かれたこのシンポジウムには、教育関係者や大学生などおよそ100人が参加しました。
性の悩みを抱える子どもたちを支援する知念菜穂子さんは、現場で寄せられた声を紹介しながら誤った情報が広がっている実態を指摘しました。
知念菜穂子さん:
例えば「女の人ってぶたれながらやるの気持ちいんだよね」何を見たのかなって感じですよね。「男と女で体温差が0.5℃あれば妊娠しないって聞きました」これはネット情報です
また、生理の貧困の解消に向けて小中学校に出前授業を行う大学生からは、子どもたちに性について教えることの難しさも語られました。
大学生:
汚い、嫌だ、恥ずかしい、っていうマイナスのイメージがあるからこそ、性教育をしたとしても、自分たちでシャットダウンしちゃう
このほか、シンポジウムでは性交や妊娠の過程を教えてはならないとする文部科学省の学習指導要領を見直すべきだとする意見も挙がりました。