全国に誇りたい新潟のグルメ。今回は創業から50年近く“元気印の女将”がお客を笑顔にする新潟市の定食屋さんをご紹介します。

【長谷川珠子アナウンサー】
「新潟市北区、新潟競馬場からすぐの場所にある次郎助たかはし。長年地元に愛される理由は明るい接客にあります」

お客がひっきりなしに訪れる『次郎助たかはし』で元気な声を響かせる女将の高橋恵美子さん(74)。

【次郎助たかはし 高橋恵美子さん】
「『いらっしゃい、よう来たね』『きょう天気いいね』とか“母ちゃん言葉”と呼んでいる。母ちゃん言葉で接客しようかなと」

【お客】
「めちゃくちゃ話す」

【次郎助たかはし 高橋恵美子さん】
「話すというか、話しかける。私が」

そんなアットホームな雰囲気で多くのお客を虜にするのが〈昔ながらのラーメン600円〉。コクのある醤油スープにストレートの細麺を合わせたシンプルな一杯です。

厨房に立つのは息子の誠さん。

【次郎助たかはし 高橋誠さん】
「一番大事なのは継ぎ足し」

煮干しや野菜を5時間じっくり煮込んだスープやそれに合わせる醤油は先代の父から引き継いだものだといいます。

【次郎助たかはし 高橋誠さん】
「(調理道具は)父が50年使っていたもの。味があるでしょ?」

調理道具もお店の味も…亡き父のものを大事に守り続けています。

【次郎助たかはし 高橋恵美子さん】
「お父さんにお願いしている。毎日『お父さん、うちの繁盛お願いしますよ』。と2人で始めた店だから、出発は2人で」

家族みんなで大切にしてきた地域に愛される味です。

【長谷川珠子アナウンサー】
「煮干しのコク深さや香ばしさがありキャベツや玉ねぎからでる野菜旨みが感じられます。明るい雰囲気の中で、シンプルですが歴史を感じるラーメンを食べられて、長年愛される理由が分かります。すごくおいしいです」

【次郎助たかはし 高橋恵美子さん】
「明るい店にしないとダメ。大きい声を出して『いらっしゃいませ~』と、仕事したいと思っている」

家族の絆で歴史をつなぐ店には、きょうも明るい声が響きます。

NST新潟総合テレビ
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