北海道で初めて、特定外来生物で毒性のある昆虫「アカカミアリ」が見つかった。
北海道で初確認の毒性のある“アリ”
環境省が7月8日、発表した。
見つかったのは北海道苫小牧市の苫小牧港にある国際コンテナターミナル。

毒餌を設置し駆除徹底
6月26日の定期調査で、アカカミアリとみられる、約3ミリの個体20匹を敷地内で発見。専門家の調査で7日、アカカミアリの働きアリだと確認された。
これまでに確認されたのは働きアリ約20匹だけで、女王アリは見つかっていない。
環境省は現時点ではほかの地域に拡散していないとみていて、発見された付近に毒餌を設置し駆除を徹底する方針だ。

アカカミアリはどんなアリ?
環境省によると、アカカミアリはアメリカ南部から中南米にかけて分布する外来種だ。
体長は3ミリから5ミリで、体色は赤褐色、頭部が褐色。毒性があり、刺されると激しい痛みとともに水疱(すいほう)状にはれ上がる。特定外来生物に指定されている。
