群発地震が続くトカラ列島の十島村では、9日に一部の住民らが第3陣として村のフェリーで鹿児島市に避難すると明らかにしました。
十島村の久保村長は8日の会見で、悪石島の20代から70代の住民5人が第3陣として、9日のフェリーで鹿児島市に避難する予定であると明らかにしました。
十島村・久保源一郎村長
「現時点で悪石島で5人の希望がありました」
十島村では7月4日に悪石島から第1陣の13人が避難し、6日には悪石島と小宝島の46人が第2陣として鹿児島市へ移動していて、これまでに合わせて59人が島外へ避難しています。
十島村では7月11日ごろをめどに避難期間の延長について判断する見通しです。
十島村の教育委員会によりますと、8日から島外避難をしている小中学生29人に避難先のホテルなどでのオンラインによる授業を再開しました。
8日午前11時には悪石島で震度4を観測など午後5時までに32回の地震が発生しています。
6月21日以降の震度1以上の地震は8日午後5時までに1688回を超えています。
気象庁は8日午後、この地震に関連して会見を開きました。
気象庁 清本真司・地震津波対策企画官
「なかなか地震活動の終わりを特定するのが難しい状況」