去年6月、穴水町で能登半島地震のボランティアが仲間のボランティアに性的暴行を加えたとして不同意性交の罪に問われている裁判で金沢地裁はこのボランティアに懲役5年を言い渡しました。

起訴状などによりますと、能登半島地震のボランティアに来ていた山口清美被告は、去年6月、穴水町の駐車場に止めていた車の中で当時45歳のボランティアの仲間にいきなり覆いかぶさり性的暴行を加えたとして不同意性交の罪に問われています。

これまでの裁判で検察側は懲役5年6カ月を求刑していました。

7月4日に金沢地方裁判所で行われた裁判で伊藤大介裁判長は深夜の人気の無い駐車場に止めた自動車内で就寝中だった被害者に対し、車のカギを開けさせた上、被害者が逃げ出すことも助けを呼ぶことも困難な車内でいきなり体の上に覆いかぶさり犯行に及んだことは悪質であると指摘。

さらに被害者は多大な精神的苦痛を負っていて山口被告に対して厳しい処罰感情を持っているとして懲役5年を言い渡しました。

石川テレビ
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