佐賀の人気アイス「ブラックモンブラン」と福岡市の老舗ホテルが驚きのコラボです。

1969年に誕生し、天神の街と共に発展してきた福岡市の西鉄グランドホテル。

伝統を重ね、格調あふれる雰囲気が漂うクラシカルホテルです。

その1階のレストランで7月から提供されているのが…。

◆グランカフェ 江島伸弘 料理長
「金星佐賀豚(きんぼしさがぶた)のブラックモンブラン仕立てになります」

◆ディレクター
「ブラックモンブラン?あの、アイスのですか?」

◆グランカフェ 江島伸弘 料理長
「はい、溶けませんけど」

佐賀県の竹下製菓の人気アイスバー「ブラックモンブラン」と西鉄グランドホテルがコラボした期間限定のメニューです。

「ブラックモンブラン」ですが、アイスではありません。

ブランド肉「金星佐賀豚」を豪快に焼き、有明のりをたっぷりのせ、さらにオーブンで焼き目をつけます。

そこに登場するのが…。

◆グランカフェ 江島伸弘 料理長
「竹下製菓さんから仕入れたクランチになります」

なんと最後にトッピングされたのは、ブラックモンブランに使用されているあのサクサクのクランチ。

アイスの棒の上に乗せて完成したのは、見た目もそっくり、期間限定のメインディッシュです。

◆ディレクター
「アイスバーを持って食べたくなりますよね。でもきょうはナイフとフォークでいただきます。ザクザクしています。豚の脂身の甘さとのりのコク、これにクランチの甘さがしっかりマッチしていて、これはおいしいです。意外な発想」

甘じょっぱい味わいがクセになるこの料理。

アイスの材料をメインディッシュに使うのは大変だったようで…。

◆グランカフェ 江島伸弘 料理長
「難しいんですよね、もともとが甘いので。普通じゃおもしろくないなと思って、佐賀の食材を使って(ブラックモンブラン)に見立てようかなと」

このイベントは、佐賀県の焼き物「鍋島焼」の350周年を記念して開催している「さがフェア」の一環。

西鉄グループと佐賀県が連携協定を結んでいることに加え、「ブラックモンブラン」と西鉄グランドホテルの誕生が同じ1969年だったことから、今回のコラボが実現しました。

期間中は、コラボメニューが11種類登場します。

◆グランカフェ 江島伸弘 料理長
「ホテルの伝統のクレープシュゼットとコラボにさせてもらっています」

伝統スイーツに添えられているのは、レストラン特製のオリジナル“ミニブラックモンブラン”。

この小さなブラックモンブランは、ただのアイスではなく、ドライフルーツやナッツをチーズ混ぜ込んで冷凍したイタリア伝統のアイス「カッサータ」になっています。

さらに、雄大な自然の中にそびえ立つ佐賀の「鏡山」を見立てて作ったのが、「ブラックモンブラン仕立てと黒いモンブランのマリアージュ」。

ふたを開けると…。

「ブラックモンブラン」=黒いモンブラン!

こちらも伝統の「和栗のモンブラン」にココアパウダーを加えてブラックモンブランに。

中には嬉野茶入りの佐賀の郷土料理「呉豆腐」が入っていて、オリジナルの一品です。

◆西鉄グランドホテル 営業統括部 松本憲治 部長
「(ホテルの)56年変わらない伝統と、有名なブラックモンブランをおもしろおかしく、若い方からお年寄りの方まで喜んでいただけるコラボの商品にできあがったので、見た目の驚きと味の驚きをぜひ楽しんでいただきたい」

期間限定の“ブラックモンブラン”、コラボメニューや提供期間の詳細は西鉄グランドホテルのホームページで確認できます。

テレビ西日本
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