お中元シーズンで人気の「温室ミカン」の出荷が愛媛県松山市で本格化し、JAの組合員たちが8日も作業に追われています。
松山市にあるJAえひめ中央の北条選果場では、6月下旬から「温室ミカン」の出荷がスタート。8日も光センサーでミカンの糖度や酸度を測ったあと、組合員らによりサイズごとに選別して箱詰めされていきました。
JAによりますと今年の初めての出荷は、去年秋の高温で花つきが悪く生育が遅れたため、去年より1週間近く後ろ倒しになったものの、糖度は高く味は高品質に仕上がっているということです。
田中日南子:
「甘くてすごくみずみずしいです。水分がたっぷりあるので、これは夏にぴったりです」
温室ミカンを栽培する農家は、冬の温度管理に必要な燃料費が高騰したため、去年より4戸減って14戸に。出荷量は去年の82%ほどの約134トンと見込まれています。
JAえひめ中央 南部営農支援センター・田中智博課長:
「農家にとって生産コストが非常に上がっているという、大変しんどい状況での生産となりましたけど、糖度が高いミカンなので、冷蔵庫で冷やしていただいて食べていただけたらいい」
温室ミカンの出荷は7月下旬にピークを迎え、お中元の品として愛媛県内を中心に関東や関西にも出荷されます。
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