去年12月、福岡県北九州市で中学生2人が殺傷された事件で、7月15日が期限となる容疑者の男の「鑑定留置」について、検察がさらに延長するよう裁判所に請求する方針を固めたことが分かりました。

去年12月、北九州市小倉南区のファストフード店で、当時中学3年生の男女2人を刃物で刺し、女子中学生を殺害、男子中学生に重傷を負わせた疑いで、近くに住む平原政徳容疑者(44)が殺人などの疑いで逮捕されました。

検察は、平原容疑者の刑事責任能力を調べる「鑑定留置」を今年1月から約3カ月間実施しましたが、慎重な判断が必要として4月から2回目の鑑定留置を行っていました。

7月15日がその期限となりますが、さらに慎重な鑑定が必要だと判断し、検察が期間の延長を裁判所に請求する方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。

鑑定留置はすでに半年間に及んでいて、延長を認めるかどうか裁判所が判断することになります。

テレビ西日本
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