環境省は8日、市街地にクマやイノシシなどが現れた際に一定の条件のもと猟銃を発砲することができる改正法が9月から施行されるのを前に、環境省は市町村向けのガイドラインを公表しました。
浅尾環境大臣は「緊急猟銃のガイドラインの周知を始めとした改正鳥獣保護管理法の円滑な施行を進めるとともに自治体に対する支援などを行うことで、引き続き国民の安全安心の確保に取り組んでまいりたい」と話しました。
ガイドラインには、銃猟を使用する際に必要な条件の確認方法のほか、通行規制や住民の避難についての具体例が図で説明されています。
環境省は7月中にも各自治体に対してオンラインで説明会を実施する予定です。
クマの出没を巡っては、7月4日に岩手県の住宅で高齢女性がクマに襲われ死亡するなど被害が相次いでいて、浅尾環境大臣は「ガイドラインの周知徹底も含めて対応していきたい」としています。