7月7日正午ごろ、宮城県栗原市の瀬峰飛行場でセスナ機が滑走路をオーバーランする事故がありました。国の運輸安全委員会は、今回の事故が重大インシデントにあたるとして調査官の派遣を決めています。
カメラマンリポート
「滑走路の先、のり面で機体が落ちかかっています」
のり面で傾く機体。消防がロープで支えているのも確認できます。事故があったのは、栗原市瀬峰小深沢の瀬峰場外離着陸場、通称「瀬峰飛行場」です。
消防によりますと7日午前11時50分ごろ、セスナ機に乗っていた副操縦士から「機体がオーバーランした」と通報がありました。
この事故で72歳の操縦士の男性と35歳の副操縦士の女性の2人が一時、機内に閉じ込められましたが、通報からおよそ20分後に救助されました。2人は大崎市内の病院に運ばれましたが、けがはなかったということです。
国の運輸安全委員会は、今回の事故が重大インシデントにあたるとして調査官の派遣を決めました。現在、日程について調整しているということです。
瀬峰飛行場では去年10月にもセスナ機がオーバンランして、崖から転落する事故が起きています。