島根県松江市で7月6日、高校時代を島根県で過ごした現役ラグビー選手の忽那健太さんによるラグビー教室が開かれました。
現役ラグビー選手・忽那健太さん:
できるだけやっぱりまっすぐもらってから投げるね、いいですか。
松江市の北公園で6日に開かれたラグビー教室には、山陰両県から小中高生約40人が参加しました。
講師は、ラグビー選手の忽那健太さん。
出身は愛媛県で、高校時代は江津市の石見智翠館でラグビー部の主将を務め、その後は国内外のリーグを渡り歩き、今も現役でプレーを続けています。
現役選手なだけあって、この日はハードな練習内容を子どもたちに課します。
失敗する場面もありましたが…。
現役ラグビー選手・忽那健太さん:
失敗から学ぶ姿勢が大事だから。何か一つでもいいからうまくなるにはどうすればいいか、考えながら練習してほしい。
「諦めずに失敗を次へつなげる」この考えは、忽那選手の経験からくるものでした。
現役ラグビー選手・忽那健太さん:
27歳の時に突然膀胱がんを発症して生死をさまよいました。
忽那選手は4年前、27歳の時に膀胱がんを発症。
生死をさまよいながらも闘病生活を乗り越え、再びラグビー選手として復活しました。
現役ラグビー選手・忽那健太さん:
人生思い通りにいかないことの方が多いと思って、諦めないことの大切さを子どもたちにきょう伝えました。
参加者・高専4年生:
目標をもってやれることを、目標に向かって努力することがすごく大事だなと思いました。
参加者・小学校6年生:
今まで習ったことのない技術とか判断を教えてもらったので、今後の活動とか試合で使えたらいいなと思います。(将来の夢は)日本代表です。
現役ラグビー選手・忽那健太さん:
ラグビーは素晴らしいスポーツです。僕自身、高校3年間島根県で過ごさせてもらって、本当にいい経験をさせてもらいました。島根県でラグビーをプレーする選手が一人でも増えたらと思います。
忽那選手の指導を受けた子どもたちは、諦めずに何事にもトライする大切さを学んだようです。