備えの基本を押さえて防災力アップを目指す「備えのツボ」。2025年も注意が必要なのは、「災害級の暑さ」です。身近な対策グッズを使えば熱中症を予防できます。そのポイントを取材しました。

6月27日、気象庁が発表した、(中国・四国地方の)異例の早さの梅雨明け。気象庁の3カ月予報によると、2025年の夏は全国的に平年よりも気温が高くなる見込みです。梅雨明けが早い分、夏の暑さは長くなり、2024年のような「災害級の暑さ」となる可能性もあります。

危険な暑さから身を守るため、対策グッズの選び方のポイントを総合雑貨店の販売担当者に聞きました。

(ハンズ岡山店 中村淳也さん)
「どのようなシチュエーションで、どのように暑さを防ぐかということに合わせて対策グッズを選んでほしい」

まずは、屋外で帽子をかぶる人には…。

(ハンズ岡山店 中村淳也さん)
「帽子の中に入れて頭を冷やす物。しっかり帽子の形に沿って頭を満遍なく冷やしてくれる」

(森下花音アナウンサー)
「常温だが少しひんやりとする。軽いので子供でも無理なく被れると思う」

熱中症は室内でも注意が必要です。ハンズフリーの小型扇風機はデスクワークで両手がふさがる時などに最適です。

(ハンズ岡山店 中村淳也さん)
「音も静かなので仕事の際はうってつけ」
(森下花音アナウンサー)
「首の部分も調節できるので、自分の一番心地よいところに調節できる」

(森下花音アナウンサー)
「そして、手のひらを冷やすことも熱中症対策につながります。スポーツをする人や外のレジャーをする人には、持ち運べる氷のうは手のひらを冷やすのにぴったりです」

手のひらには動脈と静脈を結ぶ大きな血管があり、ここを冷やすことで体の奥の体温「深部体温」が下がって熱中症予防につながります。

(ハンズ岡山店 中村淳也さん)
「暑さが続いて、それをうまく処理できないと熱中症などの原因になる。健康に楽しく夏を過ごしてほしい」

そこで、押さえてほしい備えのツボはこちら。
「対策グッズは適材適所で使い分け」。

死に至るほどの危険な暑さが続きます。場面に応じた最適なグッズを用いて命を守りましょう。

岡山放送
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