香川県まんのう町で2025年4月に生まれたコウノトリのひなが、6月29日に巣立っていたことが分かりました。しかし、このうち1羽は巣立ち後に負傷し、死んだということです。

まんのう町によりますと2025年に生まれた国の特別天然記念物、コウノトリのひな2羽が、6月29日正午過ぎ、巣を飛び立ち、近くの田んぼに着地したということです。

このうち1羽は、巣の近くで動けなくなっているのを住民が見つけ、保護施設で治療が行われていました。しかし、7月3日、死んでいるのが確認されたということです。町によりますとひなが巣から飛び立ち巣以外の場所に着地することを「巣立ち」とみなすということで、巣立ったひなは、「幼鳥」と呼ばれます。

幼鳥は、今後、1カ月か2カ月は、巣の近くで親鳥からえさの取り方などを学ぶということです。町は、引き続き、離れた場所から静かに見守ってもらえればとしています。

岡山放送
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