白熱した中国ダービーの話題です。サッカー、明治安田J1リーグのファジアーノ岡山は7月5日、ホームでサンフレッチェ広島を迎え撃ちました。

2025シーズン、2回目の中国ダービー、岡山では初めての開催です。

(サポーターは…)
「広島が勝ちます」
「岡山が勝ちます」

注目度の高い一戦で、チケットは即完売。JFE晴れの国スタジアムには、1万5451人が訪れ、声援を送りました。

一方、この日、初めて行われた取り組みが…スタジアム近くの補助陸上競技場でのパブリックビューイングです。事前抽選で当選した約2000人が観戦しました。

(サポーターは…)
「チケットが取れなかった分、ここに来られて良かった」
「初めてこういう感じで来たので、楽しみです」

4月の中国ダービーではアウェーで1対0で勝利したファジアーノ。前節は、首位の鹿島に逆転勝利し、2連勝中と好調です。

ファジアーノは前半31分、チャンスを作ります。右サイドを駆け上がったルカオのクロスに江坂任(33)が右足で合わせますが、枠を捉えることができません。

(パブリックビューイングの観客も…)
「あ~」

前半を0対0で折り返すと。後半20分、日本代表の18歳、佐藤龍之介が会場を沸かせます。スピード感あふれる巧みなドリブルを見せ、ウェリック ポポへラストパス。しかし、シュートを放つことはできません。

(スタジアムの観客も…)
「あ~」

0対0かと思われましたが、試合終了間際、広島の日本代表、中村草太にゴールを決められてしまいます。

(パブリックビューイングの観客は…)
「あ~」

ファジアーノは1対0で敗れ、2回目の中国ダービーは、広島に軍配が上がりました。

(ファジアーノ岡山 7 MF 竹内涼主将(34))
「広島という強いクラブとJ1の舞台で、自分たちのホームで、こういうダービーができたことは、僕たちにとって次につなげないといけない経験になったなと思います」

(ファジアーノ岡山 木山隆之監督(53))
「大変な試合でしたし、勝てませんでした。でも、正直、充実感とか選手たちの負けた後の非常に悔しい感じは、やはりダービーだと思うし、選手にとっても幸せなことなのではないかと、すごく深く感じた試合でした」

ファジアーノの次の試合は7月20日、ホームで2位の神戸と対戦します。

岡山放送
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