花苗、生花、鉢花などを中心とした園芸用品の小売を手掛ける新潟市西区のプランツが新潟地裁へ自己破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けた。
民間の信用調査会社・帝国データバンク新潟支社によると、2003年5月創業、同年6月に法人改組したプランツは、主に地元一般顧客向けの花苗、生花、鉢花などを中心とした園芸用品の小売を主体に、スーパーマーケットや同業者向けの卸売も手がけていた。2014年2月期には年売上高約6600万円を計上したが、限られたエリアでの同業者との競合激化により営業環境は厳しさを増し、2023年2月期の売上高は約4500万円に減少。連続欠損となるなど厳しい業況が続いた。
こうした中、施設の老朽化やエネルギー価格の高騰も資金繰りの悪化要因に。また、今年に入って前代表が死去したこともあり、先行きの見通しが立たず、3月16日に事業を停止していた。
負債は債権者約35人に対し、約2900万円に上っている。