2025年7月3日、参議院選挙が公示され、17日間の選挙戦の火ぶたが切られました。改選数1の三重選挙区には、現職と新人3人のあわせて4人が立候補しました。

三重選挙区の4人の立候補者
三重選挙区の4人の立候補者
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■自民党の現職・吉川有美さん 「裏金問題」の影響は

自民党の現職で3期目を目指す吉川有美さん(51)は、12年間の実績をアピールし、政権与党としての実行力を訴えます。

自民・吉川有美氏:
「私たち自民党・公明党の責任与党は、時には皆さまに耳障りのいい言葉だけではないことを言わなければいけないかもしれない。だけれども、それは本当に皆さまの生活を、皆さまの未来を、私たちはしっかりとお預かりしている。そして未来のためにしっかりと働かなければいけないという責任があるからです」

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しかし、政治資金収支報告書に記載しなかった『裏金議員』の当事者である吉川さん。「地元の有権者に説明を繰り返してきた」と述べましたが…。

『吉川ゆうみ 鈴鹿後援会』の加田潔会長(6月24日):
「そこまで詳しい説明はなかったと思うんやけどさ。やっぱりもうちょっと地元に帰ってきて、地元の声を聞いてもらえれば」

裏金問題もあり、今回は公明党の推薦がないままでの選挙戦となります。

自民・吉川有美氏:
「まだまだ足りない私の活動であったり、私の人間性、そういったところを様々な意味で教えていただき、お叱りもいただき、そしてしっかりと皆さまからの私に対してのもっと頑張れと、もっとやれることがあるんだという激励をいただいている」

■立憲民主党の小島智子さん “与野党一騎打ち”の構図も…

立憲民主党の新人・小島智子さん(64)は、中学校での教師の経験や、14年間務めた県議の実績をアピールしました。

立憲・小島智子氏:
「国の政治は、一体誰の方を向いて行われているのか。子供たちさえ支えきれない、こんな国の政治を、このまま続けさせていいとはとても思わない。変えよう政治、そのことを今こそ、私たちは高々にこの三重の地から訴えてまいりたい」

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今回、共産党が候補者の擁立を見送り「自主投票」としたことで、事実上の与野党一騎打ちの構図となったものの、支持母体からは…。

連合三重の番条喜芳会長:
「(共産党と)『一緒になって戦おう』なんて言われると、ちょっとつらいですね。戦いにくくなる。労働界と共産党の関係というのは、昔から厳しいものがありますので」

一方で…。

連合三重の番条喜芳会長:
「(共産党が)自主投票と言っていただいているので、取り組みやすい」

立憲・小島智子氏:
「(共産党が)自主投票でご判断いただくということだと思いますが。投票いただければうれしいです。それは党だからということではなくて、県民の一人として、自分の選択の中で小島を選んでいただきたいと思います」

■地元・いなべ市出身 参政党の難波聖子さん

参政党からは、いなべ市出身の難波聖子さん(45)が立候補しました。

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参政・難波聖子氏:
「まずは日本人の生活を守ろうと、日本の国益を守ろうと、日本の文化・伝統、そういった素晴らしいものを次の後世に引き継いでいきたい、そういう思いでやっています。そのためにもまず、日本の景気を回復させていかなければいけません。そのために大幅な減税をして、国民の手元に残るお金を増やす、そういった政策を訴えていきたいと思います」

■諸派の橋本博幸さん

諸派の新人・橋本博幸さん(42)も立候補しました。

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諸派・橋本博幸氏:
「NHK問題に対して問題を抱えている方に、問題を解決していくという政策でやっていきます」

参議院選挙の投開票は7月20日です。

(東海テレビ)

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