北海道・札幌市の住宅街で目撃されたのは、公園や道路などでバインダーの写真を元に何かを探す市の職員の姿。
一体何を探しているのかというと、緑に映える白い花、茎に目を向けるとトゲのような毛がびっしり。
実はこれ、猛毒植物の「ジャイアント・ホグウィード」、日本名で「バイカルハナウド」とみられる植物です。

これまで日本では確認されていませんでしたが、先週、札幌市にある大学の敷地内で発見。

そして2日、新たに市内のサイクリングロードの近くでも見つかったのです。
近くには保育園もあり、園児の手の届く距離に生えていたようです。

大小40株ほど確認された、猛毒を持つとみられる植物。
樹液に強い毒性があり、触れたあとに日光に当たると、激しい皮膚炎を引き起こす恐れがあります。

これまでに健康被害の報告はないということですが、市は周辺を立ち入り禁止とし、今後、市内の道路や公園などを点検する方針です。

市の職員は「もし怪しいなと思ったら、むやみに近づかないで、不安なら写真を撮って問い合わせいただくのが一番安全かなと思います」と話しました。