新たに3人からケガをしたという情報が寄せられ、ケガ人は合わせて7人になりました。
北九州市の武内市長が3日、利用を停止している「皿倉山・滑り台」を緊急視察しました。
今年4月、北九州市八幡東区の観光スポット・皿倉山に設置された全長30メートル、高低差9メートルの滑り台。
5月下旬に台湾からの観光客がすねの骨を折る大ケガをしていたことがわかり、市は6月3日から利用を停止しています。
その後、市は6月末時点でケガ人は合わせて4人と発表していましたが、6月30日以降に新たに情報が寄せられ、合わせて7人になったと発表していました。
市の職員と共に、利用時の注意を書いた看板や実際の高低差を確認した武内市長はー
◆北九州市 武内和久 市長
「ハード、ソフト面において、いま安心を確保するために、どういうことができるのかというのは広く早急に検討するよう指示を出した」
市の担当者によりますと、「皿倉山・滑り台」は子供向けの施設としては安全の基準を満たしているものの、大人が利用した場合はスピードが出るということです。
観光地としてインバウンドなど多くの人が訪れる場所で、遊具に必要な安全対策とはー。
北九州市民に聞きました。
◆北九州市民
「こうして滑っていくとか、着地もお願いしますとか、大人にも子供にも分かりやすく表示するのが大事なのではないか。しつこいくらいやった方がいい。着地が危ないから」
「アトラクション系は自己責任が伴うので、利用者が気をつけることが大事なのでは」
「来た人が楽しめるような環境作りをしないといけないかなと思う」
市は案内表示や着地地点の緩衝材などの現地確認を進めていて、今後、できるだけ早く利用を再開したいとしています。