福岡県の北九州空港で2日午前、緊急着陸した小型機が滑走路を逸脱するトラブルがあり、国の運輸安全委員会は「重大インシデント」として、4日に現地調査に入る予定です。

国土交通省によりますと2日午前8時ごろ、北九州空港で2人が乗った小型機が成田空港に向けて離陸した直後に、エンジンから「ドン」という大きな音がして出力が低下しました。

小型機は緊急事態を宣言して引き返し、沖合から斜めに滑走路に進入し着陸を試みましたが、滑走路から外れ脇の草地に逸脱しました。

その後、小型機はバウンドしながら方向を修正し滑走路に戻ったということで、乗員にけがはありませんでした。

小型機はエンジンや排気管に損傷が見つかり、国の運輸安全委員会は重大インシデントとして、4日に現地に入り機体や滑走路の状況などを詳しく調べる方針です。

テレビ西日本
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