津山市鉄砲町の木材卸業「古森材木店」が6月23日に岡山地方裁判所津山支部から破産手続きの開始決定を受けたことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。
帝国データバンクの発表によりますと、古森材木店は1951年創業の木材卸売業者です。地元の建設会社や工務店などへ、国産を中心とした住宅建築材を販売し、1997年10月期には年売上高、約1億6000万円を計上していました。
しかし、その後はエリア内の人口減少で建築需要が低迷し、近年の年売上高は2000万円を下回る水準で推移し、低収益を余儀なくされていました。
資金繰りが悪化するなか、代表者の体調不良や後継者難なども重なり、事業の継続を断念したということです。負債は約2800万円とみられています。