7月のスタートも、厳しい暑さとなった。
北海道の帯広では34.9℃と、2025年7月1日は十勝地方など北海道東部で2025年一番の暑さに。
早すぎる猛暑に、体調を崩し始めた人が増えてきている。
7月1日、北海道内で最も暑くなったのが帯広市。
最高気温は34.9℃と、6月の北見市に並んで、2025年、北海道内で最も高い気温を観測した。
そのほか、芽室町や音更町でも34℃以上となり、十勝地方を中心に、厳しい暑さとなった。

札幌市も32.3℃と2025年7回目の真夏日を観測。
かき氷など冷たい物を口にしている人が多くみられた。

7月1日も熱中症の疑いで帯広市で1人、札幌市で3人など北海道内で少なくとも8人が救急搬送されている。
「暑くなるのが早いなと感じる」(札幌市民)
「帰省したが(札幌の)6月の暑さに驚きました。食欲が落ちました。こんなに食欲が落ちたことは、北海道に来た時にはあまりない。暑さで(楽しみだった)ラーメンを食べたいという気力にならなかった」(埼玉から帰省中)

「(Q:暑さで体に変化などありますか)睡眠時間がけっこう減ったりしますね」(札幌市民)
「(Q:寝苦しくて?)そう。けっこう暑さで疲れてますね」(札幌市民)
早すぎる猛暑の到来で、札幌市の病院では、7月1日、体調不良を訴える患者が多く受診した。
「寒暖差がひどくなることで、自律神経のバランスが交感神経と副交感神経のバランスが悪くなって、全身がだるくなったり、頭痛がしたり、吐き気がしたり食欲がなくなったりする人が増えているようです」(医大前 南4条内科 田中裕士院長)

暑い場所やエアコンが効いた室内を行き来するなど、温度差が7℃以上になった時、自律神経のバランスが崩れ体調を崩しやすくなってしまうという。
「一言でいうと自律神経を整えるということが大事」(田中院長)
田中裕士医師によると、自律神経を整える対策としては、以下の通り。
・39℃前後のお風呂に10分ほど浸かること
・羽織るもので室内では体を冷やしすぎないこと
・睡眠をしっかりとること
北海道内は、7月2日一旦暑さが落ち着くものの、7月3日から再び猛暑が続く予想。
ここ数日で、寒暖差が大きくなるため体調管理に注意が必要だ。
