7月1日、高知県の土佐市立宇佐小学校の教師が、女性の着替えシーンを盗撮し逮捕されました。
2日の高知市の定例会見で、桑名高知市長は「あってはならない事案だと思っております」と言及しました。
宇佐小学校では1日夜、保護者説明会が開かれました。参加した保護者によると、学校側が事件発覚の経緯を説明し、盗撮は小学校の中で行われたことが新たにわかりました。
説明によると、見つかった小型カメラは2台で、置かれていたのは学校の教室内。見つけた時刻は6月30日の午前10時半ごろだったということです。
逮捕されたのは教師・島崎光優容疑者(23)です。保護者会では、島崎容疑者が2年の担任だったことも説明されました。2年生の女子児童の保護者は「自分の娘が映っていないのか」と不安を訴え、学校側と押し問答になる場面もあったといいます。
学校側はカメラの映像を確認できておらず、何が映っていたのか分からないとしています。説明会では、カメラは他にもあるのではないかといった不安の声も上がったということです。
教師が盗撮で逮捕されたことを受け、保護者の一人は7月1日、取材に対しこのように心境を漏らしました。
保護者:
「信じられない。現実味がないというか、今も気持ちの整理がつかない。なんてことをしてくれたんだっていう思いもある。子どもを安心して通わせたい思いがあるので、正直、裏切られた思いは少なからずある」
宇佐小学校は今後、スクールカウンセラーを1週間常駐させ、子供たちのケアに努めます。また保護者に対し、家庭での子供への対応の仕方などが書かれたプリントを配布したということです。
事件発覚から一夜明け、きょう(2日)の会見で高知市の桑名市長は。
桑名高知市長:
「教員にしろ公務員にしろ、一つ過ちを犯したら社会的な制裁が大変厳しいということを自覚をしてもらうことが私は一番であろうかと思います」