6月21日から地震が続く鹿児島・十島村で午後3時26分ごろ震度5弱の地震が発生。
10日以上続く地震について、2日午後5時過ぎに気象庁が会見を開き説明しました。
気象庁 地震火山部地震津波監視課長・海老田綾貴さん:
皆さんのご興味としては、いつ終わるのかということについてもご興味があると思うが、残念ながら、いつ終わるということは申し上げることはできません。皆さんにとっていただきたい行動としては、まず身の安全を確保できることと、すぐ避難できるような準備をしていただくこと。倒壊、倒れる場所のないこと、あとは上から、高いところからものが落ちてこないような場所でお休みになられること。まずこれを第一としてください。
トカラ列島の悪石島や小宝島付近では、6月21日から地震活動が活発になっていて、2日午前4時32分ごろにも悪石島で震度5弱の揺れを観測。
そして、午後3時26分ごろにもトカラ列島の十島村・小宝島で最大震度5弱を観測する地震が発生しました。
6月21日からの震度1以上の地震の回数は、午後5時までに927回となっていて、気象庁は引き続き注意を呼びかけています。
気象庁 地震火山部地震津波監視課長・海老田綾貴さん:
(Q.今後さらに大きな地震の前兆か?)過去においては、2021年12月9日にマグニチュード6.1、震度5強の地震が発生。5強程度の地震は過去に発生したことがあるので、その程度の揺れがあることは想定しておいてください。
一方、この群発地震による新燃岳の噴火活動や南海トラフへの影響についての質問には「おそらくないと思います」と答えました。