中国初の国産空母「山東(さんとう)」の艦隊が初めて香港を訪問しました。
香港がイギリスから中国に返還されて28年を迎える中、香港市民の愛国心を高めたい狙いです。
中国の空母「山東」とミサイル駆逐艦などからなる艦隊は3日、香港に到着し、甲板には戦闘機やヘリコプターが確認されました。
「山東」は7月7日まで香港に停泊し、地元メディアによりますと一般市民に公開され、乗船することもできます。
中国としては返還から28年を迎える中、軍事力を誇示し、香港市民の愛国心を高めたい狙いです。
「山東」は6月、別の空母と西太平洋の海域で訓練を行ったほか、「山東」から発艦した戦闘機が自衛隊機に異常接近を繰り返し、日本は中国側に深刻な懸念を表明していました。