今年もうまみのある高品質の緑茶が作られました。
県内産の茶の品評会の審査が東彼杵町で行われました。
県茶品評会には東彼杵町や五島市などから102点が出品され、行政の担当者や販売業者などが茶葉の色や形、湯で抽出したときの色味や味などを審査しました
「色味的に邪魔する感じはあるんですけど・・・」
審査は甘味とうまみが特徴の「蒸し製玉緑茶」など、2部門で行われました。
蒸し製玉緑茶は、濃い緑でつやがあり、形が揃っている茶葉が良いとされています。
日本茶インストラクター協会県支部 嶋田祐子 顧問
「非常に難しい審査なんですけれども…」「うまみがあって、品質が高い正統派のお茶が審査されるのではないかと思う」
ことしの県産の一番茶は2月から3月にかけての気温が低く、成長がゆっくりだったため、収量は少ないもののうまみのある高品質なものに育ちました。
県農産園芸課 寺井清宗 課長補佐
「各種コンクールでの上位入賞を契機として、長崎のお茶をよりよく知ってもらえればと思います」
審査の結果、蒸し製玉緑茶部門では、東彼杵町の茶友が1位に選ばれました。
蒸し製玉緑茶部門に出された34点は8月に静岡県で行われる全国の品評会にも出品されます。