北海道・札幌市のコンビニで店員3人が殺傷された事件で、殺人などの罪に問われている男に札幌地裁は懲役30年の実刑判決を言い渡しました。
住所不定・無職の宮西浩隆被告は2024年2月、北海道・札幌市のコンビニエンスストアで店員3人を刃物で襲い、当時40歳の男性を殺害したほか、男女2人に大けがを負わせた殺人などの罪に問われています。
これまでの裁判で弁護側は、当時、宮西被告は刑事責任を問えない心神喪失だったと無罪を主張。
検察側は責任能力を問えるとし、懲役30年を求刑していました。
2日の裁判で、裁判長は「無差別的な犯行で、人命を軽視する被告の考えが表れている」として、懲役30年の実刑判決を言い渡しました。
