福井市は2日、元幹部2人が地方公務員法違反などで略式起訴された事態を受けて、西行市長の給与を3カ月間、3割減額とする処分を決めました。
この問題をめぐって事実関係を調査している倫理委員会は6月に中間報告を取りまとめ、元幹部2人が市の倫理規程に違反したと認定。西行市長の責任についても直接的な関与は認められなかったものの、「市民の不信感を増幅させた責任は一定程度負うべき」と指摘しました。
2日の市議会で西行市長は、自身の給与を8月から3カ月間、3割カットする条例改正案を示し、賛成多数で可決しました。
福井市職員課によりますと、減給額は計95万2200円です。
元副市長は、福井市が公募した介護サービス事業者の情報を元市職員に漏らしたとして地方公務員法違反の罪で、また元企業管理者は公職選挙法違反の罪でそれぞれ略式起訴され、罰金の略式命令を受けていました。
