岐阜県飛騨市で、冬に仕込んだ生酒を雪の力で熟成させた「雪中酒(せっちゅうしゅ)」の出荷が始まりました。

 雪中酒は、15メートルほどの高さに積んだ「雪室(ゆきむろ)」と呼ばれる雪の貯蔵室に生酒を入れておよそ4カ月間じっくり熟成させた、飛騨市河合町の特産品です。

 今シーズンは積雪が多く、雪室も夏まで保たれてしっかりと冷やすことができたため、例年以上にまろやかでフルーティーな味わいになっているということです。

 雪中酒は3000本の限定販売で、雪を詰めた発泡スチロールの箱に、同じく特産の桃の小枝を添えて、全国の予約購入者のもとへ届けられます。

東海テレビ
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