ロシアのプーチン大統領とフランスのマクロン大統領は1日、電話会談を行いました。
会談は2時間以上に及び、ロシア大統領府によると、両首脳は会談で、国連の安全保障理事会の常任理事国として中東を含む平和と安全の維持と世界的な核不拡散体制を維持する責任を確認したということです。
また、ウクライナ問題の平和的解決についてプーチン大統領は、「ウクライナ危機の根本原因を取り除き、新たな領土的現実に基づくものでなければならない」として従来の主張を繰り返しました。
一方マクロン大統領は、「ウクライナの主権と領土の一体性に対するフランスの揺るぎない支持を表明した」ということです。
また、イランの核開発も議題となり、マクロン大統領はIAEA(国際原子力機関)に対し、イランが全面的な協力を行う必要性があるとして、査察官が直ちに業務を再開できるよう求めると強調しました。
両首脳は連絡を取り合うことで合意したということです。