静岡県沼津市の神社に金色に輝く鳥居が誕生。“縁起の良い”街の新たなシンボルとして早速ご利益も出ているようです。
JR沼津駅の南口から歩いて2分。駅前の目抜き通りを300mほど南に歩くと見えてくるのは…。
村田彬 記者:
沼津市の市街地に来ています。あちら何やら金色のものが見えてきました。周囲には建物が並んでいるなかで非常に存在感があります
参道にそびえ立つのはひときわ目を引く金色の鳥居 その名も“黄金鳥居”です。
ここは沼津市大手町にある城岡神社。
2024年、創建200年を迎えたことをきっかけに2025年4月、初めて金色に塗り替えられました。
市民:
きょうすごいね、お祭りか何か?いつもこんなではない。素敵、初めて見た 変わったわね
市民:
すごい物々しく造っているところだったので、どうするのかと思っていたら こんな風になったのでビックリした。なんかご利益ありそう
“ご利益”が期待できそうな鳥居。10年ごとに塗り替えが行われていてこれまでは黒でしたが、初めての“金”への塗り替え。その理由は…。
城岡神社・上哲也 事務長:
神紋にある一番外側を抱くように囲んでいるのが、抱き稲と言ってお稲荷さんのことを示している。お稲荷さんは稲穂が象徴で、田んぼが黄金色に輝くその色からお稲荷さんのイメージとして、黄金色を選定させてもらった
お稲荷さんを祀っていることから「金色がいいのでは?」との意見が神社の総代から出て決まったといいます。
運気の上がりそうな金色の鳥居ですが、参拝した人のなかにはご利益が出た人たちも…
城岡神社・上哲也 事務長:
飛龍高校女子ソフトボール部の生徒が、みんなで買い求めて、このお守りを付けて全国大会の出場が決まったという話も聞いている
沼津市の街中にあり商売の神様としても親しまれている城岡神社。神社側も、この黄金鳥居を通じて沼津の街を元気づけたいと意気込みます。
城岡神社・上哲也 事務長:
町内や沼津市の皆さんに守られて続いてきた神社なので、この時代は逆に神社が皆さんの力に少しでもなれるように、この「黄金鳥居」がきっかけで町内会・商店街・沼津市が少しでも盛り上がってもらいたい
市街地に誕生した金色の鳥居。沼津の未来を照らしています。