福井県と県商工会議所連合会は1日、空いた時間を利用して働く「スポットワーク」を仲介する企業・タイミーと連携協定を結びました。県内の人手不足に対応し経済の活性化につなげたい考えです。
1日は、県庁で杉本知事と県商工会議所連合会の八木誠一郎会頭、タイミーの小川嶺社長が協定書にサインを交わしました。
タイミーは、スマホで最短1時間から働きたい時間に働きたい場所を選べるサービスを提供している国内最大手の企業です。
協定では今後、三者が協力して▼人材確保と雇用創出▼多様な働き方の推進などに取り組むとしています。
具体的な事業では、空いた時間に働く「スポットワーク」の考え方をセミナーなどを通して県内企業に知らせたり、スポットワーカーを採用した企業にはタイミーに支払う手数料の一部を県が補助したりします。
県内の自治体などがタイミーと協定を結ぶのは坂井市に続いて2例目です。
杉本知事は「福井県の有効人倍率は2倍近くあり、7年連続全国1位と慢性的な人手不足が課題だ」と述べ県内に埋もれている労働力を引き出したいと今回の連携協定の意義を強調しました。