「ルフィ」などと名乗り、フィリピンから広域強盗を指示したとされるグループ幹部の男が、裁判で起訴内容を認めました。
幹部4人の中で、裁判が開かれたのは初めてです。
犯罪グループの幹部・小島智信被告(47)は、2022年に東京・稲城市などで起きた3件の強盗事件で、実行役を集めた罪などに問われています。
小島被告は初公判で、「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で、「収容所から今村磨人被告(41)が『ルフィ』を名乗って日本の実行役に指示を出し、強盗事件を起こすようになった」などと指摘しました。
そのうえで、「小島被告は渡辺優樹被告(41)から強盗の実行役を紹介するように依頼され、SNSなどで実行役を確保した」と述べました。
フィリピンから強制送還された幹部4人の中で裁判が開かれたのは初めてで、実態解明にどこまで迫れるかが焦点です。