韓国メディアはロシアに派遣され戦死した北朝鮮兵士の遺体が北朝鮮に送還された可能性があると報じました。
朝鮮中央テレビは30日午後、平壌で29日に開かれた、ロシアと北朝鮮の芸術団による公演の様子を公開しました。
公開された映像では、女性歌手の後方の大型スクリーンに沈痛な面持ちの金総書記が、北朝鮮の旗がかぶせられた棺とみられるものに寄り添う映像が流され、観客らが涙ぐむ様子が確認できます。
韓国の聯合ニュースはこの映像が「ロシアに派兵され戦死した北朝鮮兵士の遺体送還の場面であることを推察させる」とした上で、「今後、北朝鮮で本格的に戦死者の追悼行事が行われるものと予想される」との見方を伝えています。
また別の場面では、2024年10月から12月の日付とともに「朝鮮民主主義人民共和国国務委員長クルスク解放のための作戦計画批准、特殊作戦部隊に攻撃作戦命令を下達」という字幕も確認されています。
韓国の情報機関は早ければ7月か8月にもウクライナと国境を接するロシア西部・クルスク州の復興作業のために、追加の派兵が行われる可能性があると指摘しています。
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