全国で初めて全ての動力を電気でまかなう船が登場。高知市で運航する県営渡船があすから新しくなります。
浦戸湾で隔てられた高知市長浜と種崎を結ぶ「海の県道」として運航する県営渡船。7月1日就航する船が「浦戸」です。
これまでのディーゼル船が老朽化したため、県は環境にも配慮して二酸化炭素を排出しない船「浦戸」を新たに建造しました。一般客を乗せる定期航路での推進力を全て電気でまかなう”完全電気推進船”は全国初となります。
6月30日関係者が参加して就航式が行われました。
浜田知事挨拶:
「地元の皆さんの生活を支える移動手段として、また観光面においても大きく寄与。CO2排出しない浦戸の就航はカーボンニュートラルに取り組む本県にとってシンボル的存在として大きな意義がある」
地元の園児が太鼓演奏などで就航を祝った後、記念運航が行われました。
高知市長浜と種崎のおよそ600メートルを5分程で結ぶ「浦戸」は総トン数19トンで旅客人数は57人。バイク6台の他、自転車も搭載可能です。また動力がディーゼルから電気に変わったことで振動や騒音などが改善されます。
「浦戸」の乗り心地は?
浜田知事:
「本当にスムーズですね。起動の時も音も揺れも無くて完全電気船、全国初のさすが!」
園児:「楽しかった(Q音は?)ぜんぜんない!」
県営渡船「浦戸」は7月1日午前6時半長浜発から運航を開始します。平日と祝日は19往復、日曜は18往復運航します。