福島県福島市の中心部にまたもクマが出没した。
「河川敷にクマがいる」6月30日午後1時すぎ、警察に通報をしたのは、東北新幹線の乗客だった。クマは午後4時前には、少し離れた信夫橋近くに出没。「たった今こちらの場所でクマが目撃されました。ゆっくり茂みの方へ逃げてきました」
茂みを移動しながら様子を伺うように、時おり姿や顔を覗かせる。近くの中学校では、クマの出没を受けて、すべての部活動を休止に。下校する生徒に教員が付きそうなどの措置が取られた。
午後4時20分ごろ、市の職員が麻酔銃を打ったがクマは藪の中へ。クマの行方を追って現在も捕獲に向けて警戒が続いている。(2025年6月30日午後6時10分時点)
■福島駅から約1キロの所で出没
クマが出没したのは、福島市の中心部…福島駅から直線距離で1キロほどしか離れていない場所。荒川と阿武隈川が合流するあたりで出没した。すぐそばには清明小学校や福島第一中学校があり、住宅や店舗が多い市民の生活圏内だ。
福島県によると、クマは河川敷の藪を移動経路に使うということで、刈り取る対策などが必要になってくるかもしれない。
クマは体長が約1メートルほどで、警察が警戒を続けるということだ。