けがをして武雄市で保護されていた「ハヤブサ」が子供たちが見守る中無事に放鳥されました。
【リポート・吉冨綾花】
「こちらが環境省のレッドリストにも指定されているハヤブサです。がっしりとつやのある大きな体、しっかりと元気になりました。これから大空へ飛び立ちます」
世界最速の鳥として知られる、「ハヤブサ」。体重約1キロ、翼を広げると1メートルになる猛禽類です。
今年3月、このハヤブサが足を引きずり、飛べなくなっているところを市民が発見。
見つかったときは体力が落ち衰弱していましたが、武雄市の鷹匠石橋美里さんのもとで約3か月間リハビリなどに取り組み、自然界に戻れるほどに回復し、30日は地元の園児たちが見守る中元気よく飛び立っていきました。
【園児】
「かっこよかった。100メートルまで飛ぶと思った」
「かわいかった。たのしくいきてほしい」
【石橋美里さん】
「飛びっぷりを見て安心しました。よかったなと思っています。武雄の素晴らしい環境をできれば守っていくっていう、そういった意識を向けていただければいいな」
ハヤブサは武雄市内では山間部を中心に目撃されることが多いということですが、「怪我をしている鳥などを見つけたら刺激せず市の農林課に連絡してほしい」としています。