夏目漱石と正岡子規がかつて暮らした「愚陀仏庵」の再建場所が、愛媛県松山市内の小学校のプール跡地に決まったことを受け、建物のイメージ図が３０日に公表されました。
漱石と子規が暮らした雰囲気を感じられるよう当時のたたずまいを再現。松山市が公表した「愚陀仏庵」のイメージです。再建される建物は木造２階建てで約６４平方メートル。１階は句会や茶会など文化活動で利用できるほか、敷地内にイベントスペースなども設けます。
「愚陀仏庵」は松山市二番町にあった夏目漱石の下宿先。正岡子規が居候し２人が共同生活を送ったことで知られています。戦時中の空襲で焼失し１９８２年に愛媛県が萬翠荘の裏に復元したものの、２０１０年７月の豪雨による土砂崩れで倒壊。市内の番町小学校のプール跡地への再建が決まっています。
番町小学校のプールは８月中に解体され、再建工事は９月の着工。来年夏に完了する予定です。
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